2014.08.14 Thursday
8/14-8/28 そらあみ -松島- ワークショップはじまりました

そらあみの様子はこちらからご覧いただけます↓
https://flic.kr/s/aHsk1o13YB
《そらあみ》は参加者と共に空に向かって漁網を編むことで、人をつなぎ、記憶をつなぎ、完成した網の目を通して土地の風景を捉え直す、アーティスト・五十嵐靖晃さんによるプロジェクトです。これまで全国10数カ所、今年6月には遠くブラジルでも行ってきました。
今回、松島では「霊場松島」の風景に浮かぶ“月”を捉まえます。
日本三景の1つである松島は、今は観光地として知られていますが、かつては、湾に囲まれた穏やかな海に、遥か彼方まで無数の島が浮かんだ、この世のものとは思えないほど美しい風景に、極楽浄土を見いだした多くの僧侶の修行の地でありました。また民衆にとっても極楽往生を願いに、たくさんの人が遺骨を持ち込んだ祈りの地でもありました。
そして、この地に伊達政宗公が伊達家の菩提寺として建立した瑞巌寺の参道は、年に一度の中秋の名月がこの松島の海に昇る姿を眺められる角度にわざわざ設定されているそうです。
時が流れても風景は変わりませんが、見ている人がそこから見いだすものは変わっていきます。
伊達政宗公が未来に残したかったメッセージは、さざ波に浮かぶ満月を愛でる「霊場松島」としての視線だったのではないでしょうか。完成した《そらあみ》を通してその視線を、今を生きる我々と重ねてみます。
松島の色に染色した漁網の糸を編み、風景に掲げる「そらあみ」をつくります。
8/28まで、松島水族館裏の松島ヨットハーバーにて行っています。
ぜひご参加ください***
■日時
2014年8月14日(木)〜28日(木) 10時〜16時
お休み:25日(月)・26日(火)
参加自由
■場所
松島ヨットハーバー(宮城県松島公園管理事務所)
ありがとうございました